環境調和型社会の構築を目指して
  島根大学 生物資源科学部

 環境共生科学科

環境共生科学入門の様子

この授業では、レポートの作成やプレゼンテーションを行うために必要となるパソコンの使用方法や情報検索方法を学び、大学において主体的に学習を進めるために必要となる基礎的な各種能力を身につけることを目的とします。さらに、地域課題についてグループワークで話し合い、まとめた結果を発表することを通じて、他者との協働が新しいアイデアを生み出す原動力となることを理解すること,地域環境への理解・関心を高めることも目的としています。

第1回 ガイダンス・授業の受け方・クリッカー

はじめに、本授業の目的と内容について説明がありました。高校と大学の授業の違いや大学でのレポート作成の基本について学びました。クリッカーを使って、受講生の意識や考え方をリアルタイムで共有することができました。
 

第2回 Wordの実践的使用方法

ひとり1台のパソコンを使って、Wordの基本的な使用法だけでなく、覚えておくと便利な機能について学びました。実習は、2部屋に分かれて、遠隔授業で行われました。
 

第3回 Excelの実践的使用方法

ひとり1台のパソコンを使って、データの入力、表の作成、関数を用いた平均の出し方、グラフの作成など、Excelの基本的な使用法を学びました。実習は、2部屋に分かれて、2名の教員により行われました。
 

第4回 PowerPointの実践的使用方法

ひとり1台のパソコンを使って、アニメーション機能、エクセルデータからの図表の作成と編集など、PowerPointの実践方法的の一部を学びました。実習は、2部屋に分かれて、1名の教員により遠隔授業で行われました。
 

第5回 情報検索の方法

実習は2部屋に分かれて、遠隔授業で行われました。教員やTAのサポートを受けながら、日本語や英語の情報(文献)検索を実際に行ない、情報検索の基礎を学びました
 

第6回 データ整理の方法(測定と有効数字)

調査・実験を行なって得た測定数値を取り扱うために、誤差の意味や有効数字の表し方、また、有効数字の計算や数値の「丸め」の方法について学びました。実際に、問題を解いたり、答え合わせをして、理解を深めました。
 

第7・8回 レポートの書き方(1・2)

 受講生を2つのグループに分けて授業が行われました、はじめに、これまでにレポートを書いたことがあるか、など、簡単なアンケート調査がありました。そして、レポートとは何かについて学ぶとともに、レポートの構成例についても学びました。レポートを書く練習として、次回の授業までの課題が出されました。
 2回目は、良いレポート・悪いレポートの例を見て、何が問題だったのかを学生自身が考え、教員がそれについてコメントしました。また、文章を分かりやすくするための工夫について学びました。

第9・10回 プレゼンテーション資料の作り方(1・2)

 1回目の授業では、プレゼンテーション資料をパワーポイントで作成する上で、構成についての考え方や、相手に伝えるための心構えなどを学びました。そのあと、「自分の好きな街」という課題に対して、パワーポイントのスライド作成に一人一人が取り組みました。2回目の授業では、学生が作成したプレゼンテーション資料をいくつかピックアップし、実際に投影しながら講評を行ない、具体的な改善方法が解説されました。

第11・12回 グループワーク(1・2)

 1回目の授業では、プレゼンテーション発表課題の抽選を行ないました。次に、グループごとに分かれて、プレゼンテーション発表課題の構成や各学生の分担などについて、グループディスカションを行いました。2回目の授業では、分担して持ち寄ったデータを一つのパワーポイントファイルにまとめ、次回のプレゼンテーション発表に向けての準備を行ないました。

第13-15回 プレゼンテーション(口頭発表)(1・2・3)

 1回目は、5グループの発表が行われました。10分間の発表では、グループ全員が発表を行い、質疑応答でも、学生からの多くの質問が寄せられました。参加した教員は、それぞれのプレゼンテーションに対して、採点を行ないました。2回目には5グループの発表が、3回目には、6グループの発表が同様に行われました。全体的に、これまでの入門や基礎セミナーで修得した内容が生かされている発表内容でした。