環境調和型社会の構築を目指して
  島根大学 生物資源科学部

 環境共生科学科

研究分野

環境共生科学科の教員は、いずれかの研究分野に所属します。各研究分野の詳細については、下記のメニューボタンをクリックしてください。


生態環境工学分野

水圏

概要

 生物機能や機能性材料を用いた生態工学的水質浄化技術の開発、貴重な水資源の循環利用のための高度浄化技術の開発(紫外線技術、電気透析技術、機能性無機吸着材の開発とそれを利用した有害イオン除去、有用資源の回収、安全な殺菌法の開発など)、また宍道湖・中海という日本を代表する汽水湖の水質・底質・底棲生物の調査および生態系の機能を解析し、その水環境の保全・修復および持続的利用に向けた研究を行っています。
 

担当教員

山口 啓子 教授
桑原 智之 教授
倉田 健悟 准教授
 

主な授業科目

水環境学
汽水域生態学
水環境保全学
水圏生態学
 
 

主な研究テーマ 

  • 促進酸化法による水中難分解性有機化合物の分解
  • UV-LEDによる微生物制御
  • 連結汽水湖の変動する環境下における生物適応
  • 堤防が開削された本庄中海水域〜宍道湖の底生生物群集
  • 安定同位体から見た斐伊川水系下流部生態系
  • 複合含水酸化物を用いた水処理用吸着剤の開発
  • 海浚渫窪地の環境修復
  • 水生生物の生態機能およびその利用

 

 

舟の上から採泥器で底質や生物を採集します

殺菌効果を確認する培地に大腸菌を塗布して、殺菌効果を確認する


土壌圏

概要

 土壌の植物生産や環境浄化機能のメカニズムの理解と利用に関する研究を行っており、具体的な内容としては国内外を対象とした劣化土壌における持続的な生産利用に関する研究、汚泥などの有機性廃棄物の有効利用の研究、多段土壌層法による水質浄化に関する研究などを行っています。また、土壌立地と文明要素との関連研究、赤い土・黒い土の分布要因の研究についても研究を進めています。
 

担当教員

 
佐藤 邦明 准教授   

主な授業科目

植物栄養生態学
バイオマス利用学
土壌生態学
 

主な研究テーマ 

  • 国内外での土壌の生産・環境保全機能の評価と制御による地域の持続的開発・発展
  • 土壌による水質浄化技術の開発
  • 農業生産や水質浄化を目的とした地域資源の循環利用
  • 土壌生態系の時空間的特質と「共生」

 

 

エチオピアでの調査

 

島根大学附属農場での竹採取